阪神大震災25年

早いもので震災から25年。昨日から今日にかけて震災イベントに参加中。今朝も夜明け前に起き黙とう。毎年、この日を境いに歳を重ねる。

 

今日は地元の集団指導があるが、この日くらいは減災についての内容にしてほしい。

ケアマネジャーは災害時のかなめ。

私は全利用者のファイルトップにそれぞれの緊急連絡先、主治医や医療連絡先、

福祉避難場所に最寄りの避難指定場所をまとめている。震災経験上、避難場所の特定をいかに早くし、安否確認を行えるかでその後のサービス提供は変わってくる。

 

しかし、厚労省も県も市も、今も実地監査への項目義務化(防災マニュアルはつくりないさいとあるが…)は行っていないし、私自身は監査でお伝えしたことはあるが全くの無力である。ダブルケアの講演会の依頼はあるが、この手の研修(介護現場の減災講座)を依頼されたことは一度もない。関わる介護の学校も防災の講義はなく、自主的に担当科目に少し盛り込む程度しかできない。命を預かる介護現場において、とても大事な教育だと私は今もずっと思っている。

 

それでも身近なことからコツコツ行うしかない。6434名という大切な命が亡くなったこの日。命をいただいている私ができることは、身近な場所で小さなあかりを灯し続けること。自身が風化しない。ただそれだけ。

 

息子たちの学校では、毎年1月17日は防災食の給食。風化しない取り組みのひとつ。

 職場では毎年この日、防災についてまとめる日にしています。減災につながるようコツコツと。東日本大震災前から綴っていたこのブログも1年に1回しか更新しなくなりましたが、細く長く続けていこうと思います。