2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

避難所体験10

避難所一泊体験で感じたこと。 1、グループホームの普段の生活は壁で守られている、避難所では、壁に囲まれている訳でなく、広い体育館にたくさんの人、人、人。 不穏になる利用者さんは出てくると予想される。

避難所体験9

避難所体験での睡眠について。はたして、グループホーム利用者さんは硬い体育館の床で休めるのか? という不安のもと、利用者さんと一緒に一泊体験がはじまりました。 結果、いびきをかきながら、ぐっすりの人が多かったです。(昼から避難所体験をしたので、…

避難所体験8

そもそも、グループホームなのに、なぜ避難所?と思われる方も多いと思います。うちのホームは、民家を改修したグループホームでした。 東海地震で、必ずしも家屋無傷という保証はありません。もしもの半壊のときも想定して、研修を重ねることが無駄ではない…

避難所体験7

困難といえば、食事です。グループホームから非常食をかなりもっていきましたので、なんとかなりましたが、利用者さんの中には、刻みがいる人、トロミがいる人もいます。一日はなんとかなりますが、長くの避難所生活はやはり困難かもしれません。

避難所体験6

避難所体験で次に困ったのは、『トイレ』でした。緊張してか、いつも以上にトイレ回数が多いのです。 しかも古い小学校のため、『和式!』。介護者もトイレ誘導には、困難を感じました。 ただ、今回水洗式防災ポータブルトイレを訓練では用意されていたので…

避難所体験5

今回の場所とりで感じたこと。大きな災害が起きたとき、高齢者が避難所に来るのは、一番最後になると予想される。 元気な健常者から『壁』を埋めてしまうと、『災害時要援護者』は、避難生活に支障をきたすということ。 普段から、このような研修に参加し、…

避難所体験4

『壁側』の次に埋まったのは、『入口近くの壁』です。 私達もそこを陣取りました。 トイレの問題があるからです。避難所からトイレまでの動線、これを意識した訳です。 入口付近を陣取りしたのは、他に車椅子利用の障害者、小さいお子様の世帯などでした。 …

避難所体験3

入口付近は風通しがあり、暑さ寒さが強いです。更には、人のとおりが多いのでプライバシーが保たれにくい訳です。広い体育館のど真ん中はさすがに空いていましたね。

避難所体験2

地元の人、百人位が参加した避難所体験でしたが、広い体育館避難所はすかすか。 さて、みんなどのあたりに場所どりをしていったと思います? まず、広い体育館で初めに埋まりだしたのが、『壁側』です。しかも、入口から少し離れた壁になります。 心理ですね…

避難所体験1

グループホーム時代では、利用者さんと避難所一泊体験も行いました。ホームの近くの小学校体育館にスタッフと利用者8名で一泊しました。 そこでも、体験したことで学んだことがたくさんあります。 つづく

防災レクリエーションは…

『年何回の防災訓練』という大掛かりになりますと、億劫になりがちですが、小出しにして(例えば、防災食を見てもらうことや、利用者さんが経験した災害の話しを引き出すだけでも、とても良いことだと思います。)、日々の意識づけの方が気は楽かもしれません…

防災レクリエーション4

特に、小さい民家型グループホームでしたので、 『地域を巻き込むこと』『消防署』を活用することに重きを置きました。 実際、後に起きた2004年新潟中越地震では、グループホームの地域密着の大切さが報告されております。(新潟の件につきましては、また改め…

防災レクリエーション3

更には、 賞味期限が近い、非常食をみんなで試食会をしました。 被災時でも、かんばんばかりでなく、おいしいものをたまには食べたいという、震災経験からです。(阪神大震災当時、ありがたいことではありますが、災害=かんばんみたいな固定観が強くあり、被…

防災レクリエーション2

避難訓練の後は、ティータイムしながら、毎回の『反省会』です。利用者さん、職員さん交えて行います。 利用者さんからも色々な意見が出ます。慣れてきた後半には、元気な利用者さんが、他の利用者さんに声かけてくれる場面もありました。

防災レクリエーション

毎月、シフトに『防災レクリエーション』の時間を設け、まずは避難訓練から…。 はじめは大変でした。『わしゃ、部屋から出たくない』と言われたり、避難はじまってから『トイレ』に駆け込んだり…。しかし回数を重ねる度に、体で覚えていくみたいで、避難時間…

備品

備品は、ホーム全体用以外に、個人用リュック(一時的な水とお菓子など)とガラス踏まないためのスリッパを各利用者さ枕元に完備。それらを使っての防災訓練。防災訓練は、国で決められた回数ではなく、毎月『防災レクリエーション』という軽い気持ちで、楽し…

あいちでの取り組み

あいちでは、認知症グループホームにて働いておりましたので、施設防災もそこで実践していきました。 まずは、備品揃えと備蓄から始まりました。備蓄では大型タンクを購入し、水の確保。防災専用物置も設置しました。

あいちでの取り組み

あいちで本格的に防災を学び始めたのは、地域にあった地域防災センターの方と知り合ってからです。市主催の災害体験もさせてもらうことができました。 スライドを使い、『潰れた我が家』『り災証明書』の現物など、現場で体験したことをできる限り細かく話し…

防災福祉のきっかけ

あいちに向かった私は、震災からまだ経過していないこともあり、たくさんの人から、心配してもらいました。初対面の人からは、神戸=震災(大変やったね)、阪神タイガースファン(阪神ファン?)。この二点のことをよく質問受けました。 おのずと、避けていた震…

敬遠していた頃

震災当時のことを忘れようとして、日々忙しいふりをしていた当時、何かを見つけたく、あいちの日本福祉大学夜間部を受験する運びとなりました。 学びの多い7年間でした。

敬遠していた頃

骨折したまま、何日も病院にいけなかった人、病院で被災した人、埋まっていた人…当時の様子を色々と聞かせていただいた。 その頃は、まだ福祉分野の防災という意識がある訳でもなく、介護に純粋に没頭していました。 つづく

震災をしばらく敬遠していた頃

阪神大震災発生してから、9月末までの半年体育館避難所ダンボール生活、二年半の仮設住宅生活を経験後、福祉業界へ本格的に関わりはじめます。 はじまりは震災後に出来た、老人ホームでした。 当時、被災して家を無くした人も多かったです。 つづく

防災福祉のブログについて

いつもブログにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。防災福祉のブログを見てますとのお声をいただくことが最近増えました。ありがたいはなしです。身の回りの防災が、できていないことについての後ろめたさの意見もいただいたりしますが、マイペース…

防災福祉のきっかけ13

以上が我が家における阪神大震災初日の動きです。(本当はもっと細かな部分で記録したい情報もありますが、当日の詳細はまたいつか。)この時から、福祉専門学校に通っていた私は、福祉分野での防災はどのようなものか、深く関心を持つようになりました。防災…

防災福祉のきっかけ11

内部の損傷の場合、当時の神戸の病院では、対応しきれなかった現状があります。『痛い痛い』といっていましたが、どうすることもできませんでした。 上の姉が大阪に在住しており、その日の晩に、車で神戸まできてくれたことで姉の命は助かったのです。 大阪…

防災福祉のきっかけ10

しばらく全壊家屋にいると近所の人が、近くのセンター(児童館)に空きがあるからおいでと声かけてくれた。 そこからが一日長かった… 姉は昼過ぎから『頭が痛い』と変化が起きはじめた。 つづく

防災福祉のきっかけ9

一時、休止しておりました、阪神大震災当時の様子を再び振り返りたいと思います。 全壊自宅に戻りました私達は、まずは、全壊の家屋の中から、着れるものを掘りおこしました。財布など金品は家屋を解体するまで取り出せませんでした。 (避難用具に入れておけ…

懐中電灯

防災備品 こちらも定番。懐中電灯!必要不可欠。阪神大震災での経験上、 1、寝床付近に固定させてください。 (我が家は一階が沈没。二階にいた私は真っ暗闇の中、身体が転がりましたが、懐中電灯が更に転がり何処にあるか探しようがありませんでした。手の…

こちらも定番!

防災備品こちらも定番の『カセットコンロ』。阪神大震災では冬場起きた地震でしたので、温かいのみものとかに使いました。震災では救援物資で、カセットコンロをいただいたことを思いだします。ちなみに、うちのカセットコンロは、従来品よりコンパクトなコ…

ごっついマスク

防災備品うちのマスクは、普通用と防災用の二種。 こちらは防災用。使う機会はないでしょうね…