2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

高齢者施設たまゆらの火災12

『転倒』について『リスクマネジメント(リスク(危険)管理)』の視点が介護業界に入ってきたように、介護施設の防災の視点にも『クライシスマネジメント(危機管理)』が、浸透していき、各現場で意見が飛び交うようになるといいなぁと…。そのために私も『防災福…

高齢者施設たまゆらの火災10

高桑容疑者自身は、逮捕されたとしても、福祉に携わろうと思った人ですから、きっと熱い想いはあったのです…それが日々の業務に追われ、歯車が噛み合わなくなり、日々の防災を怠り、災害となった…。 深く重い問題です…。

高齢者施設たまゆらの火災11

高齢者施設では、予防していても『転倒』が起きるように、『災害』も同じくどこでも起こりうる。そして高齢者施設においては、拡大するということも意識しないといけないことです。

高齢者施設たまゆらの火災9

以上のことから、福祉分野の防災は、高桑容疑者(他の施設管理者も同じく)ひとりで解決、背負いきれる問題ではなく、社会全体での福祉分野の防災視点が今以上に高くなる必要があるのだと思いました。

高齢者施設たまゆらの火災8

そして、無認可の場合、県の実地監査立ち入りが義務ではないということで、防災不備が発覚しにくい部分もあります。(監査で見られる内容も、防災訓練を年1〜2回、地域住民を巻き込んだ消火訓練、消火器等の定期点検書類等、簡単な内容、意識的にはまだまだ…

高齢者施設たまゆらの火災7

無認可施設の中には、介護保険制度上、利用できない方の受け入れている信念と社会的責任を持って取り組まれている小規模ホームもたくさんあります。高桑容疑者の年齢からしても、自身が高齢にも関わらずはじめたには理由があったのかなと思います。普通です…

高齢者施設たまゆらの火災6

高桑容疑者のコメントは、全部私の未熟ゆえの事件ですと容認しています。管理者としての責任という部分では、亡くなったご利用者さんのことを想うと、当然の部分ではありますし、他の事業所においても普段からの災害意識、『防災福祉』の強化をしていくべき…

高齢者施設たまゆらの火災5

今回の火災は居宅付近からの出火ですので、喫煙場所があったにも関わらず…なのかもしれません。

高齢者施設たまゆらの火災4

どちらの事件も『たばこ』というキーワードが挙がります。措置時代の福祉は『なにぃ!酒、タバコォ!福祉に世話なってるもんがそんな贅沢していいと思ってるんか〜』的な側面もあり、嗜好品についての捉え方や外出ひとつ企画してもなかなか難しい時代でした。…

高齢者施設たまゆらの火災3

振り返りますと、この施設は、無認可施設ということもあり、スプリンクラーの設置がされていなかったことや防火設備の不備も指摘されています。スプリンクラー問題は、四年前にも長崎の認知症グループホームで、スプリンクラー設置がなく、火災事件で入居者…

高齢者施設たまゆらの火災2

ニュースでは、高桑容疑者が全面に容疑を認めている映像が流れました。人権のテーマでも取り上げていた事件でしたので、人事ではないですし、小規模型はじめ施設管理者をしている多くの人に関わりのある事件です。 そして、『防災福祉』が世に浸透する難しさ…