防災怠り、提訴

8月7日付 朝日新聞朝刊の記事に「遺族、園を提訴へ」という見出しがありました。

記事を読んで感じたことは、どの業界の管理者も「防災」について今以上に対策を練らないといけないということでした。
石巻市の私立幼稚園の送迎バスが津波に巻き込まれ、園児5人が犠牲になった事故で、一部の遺族が損害賠償などを園側に求める訴訟を週内にも仙台地裁に起こす方針を決めた。バスが大津波警報の発令直後に海辺に向かったことから、「縁は津波を予想できたのにバスを走らせた」として、園児を避難させず、津波に遭った後も救助する義務を怠ったなどと主張する。園には防災マニュアルがあったが、園側の代理人は「大津波が来るとは予想できなかった」と責任を否定している』という内容のもの。
この裁判は、決してこの園だけの話ではなく、今後拡大されると予想します。そして、もっと言えば、全国の園でも防災対策が必要となってくると思いますし、私が関わる業界の高齢者施設においても同じように防災対策を怠ることによる訴訟というのが起こりうるという記事のように思いました。また、その他のサービス業界全体も(たとえば、大型ショッピングセンターでの避難誘導の徹底)考えていかないといけない大切な問題と思えました。
経営者様のおかれましては、防災マニュアルの再点検と防災訓練の必要以上の実施が急がれるのかもしれませんね。