防災福祉のきっかけ7

さて、姉のその後ですが、のこぎりで倒れた家を解体していき、数時間後、なんとか体が見えてきました。そして、かすかに声がしているということです。その間も震度5前後の余震が続いています。崩す場所を間違えるとかなり危険な状態が続いていました。
最後、姉が引きずりだされ、救出されたときの場面は忘れることはないですが、改めて『近所の力』の大切さを感じた出来事でした。
防災福祉のきっかけのひとつです。
(後日談、ニュースの自衛隊からの話で、震災当時、チェーンソーがもっとあれば、たくさんの命が救えたとあった。それを聞いて、私は迷わず防災用チェーンソーを購入した。私はチェーンソーは今でも使えませんが、私の家にあるチェーンソーはきっと何人かの尊い命を救ってくれる。家族が生死をさまよった立場でもある…チェーンソー代なんて安いもんだ。)