熊本地震ボラの前夜

先週末、熊本に入り災害ボランティア参加してきました。

発生直後から被災地する予定でしたが、今回も素人ボラの『慎重論』が
メディアを賑わせました。
ボラ関連を統括する全国社会福祉協議会も慎重論を打ち出しました。

私は今まで震度7の被災地に個人で入りましたが、現地に入ると必ず必要なことが見えます。
私が阪神大震災で経験したことから考えても、慎重論者も必要だし、現場主義者も必要です。

東京の安倍首相の発言も大切ですし、どんどん向かっている現場向き災害NPOの行動も大切です。
私は現場に入ってすべきことがあります。

ボラセンの初日にタイミング良く熊本入りしましたが、ボラセンがやっていなくとも私は
被災地での活動をしていたかもしれません。

介護と子育て進行中の身でしたが、
『何を悩んでいるの?今回はただボランティアに行くのではない。
私たちの親戚がいて、先月お世話になったばかりの地域。行けるときに行かなきゃ』
という妻の後押しもありました。

過去の大規模災害被災地入りのときも後押ししてくれた理解者。
留守中、家を守ってくれてありがたい気持ちでいっぱいでした。

私ができることを現地で判断し、できる範囲でさせていただきました。
被災地の役に立っているのかなんて考える余裕はありません。
ただただ自分の気持ちと向き合う日々。


20年以上経過した今も阪神大震災でお世話になったことが私を動かしています。
きっとこらからも同じかもしれません。


様々な復興支援があります。
募金や物資、九州の物産を購入すること。
落ち着いた時期がきたら九州に出かけること。どれもすばらしいこと。
様々な支援の考えがある中で私はやはり今までと同様に現場でできる支援を続けようと思います。

私自身の行動で一番怖いのは、自粛モードが強くなり被災地への関心が弱くなることかもしれません。
これからも自分の心と向き合っていきます。