29万人の避難
東日本大震災から2年半。
世間では東京オリンピック誘致で喜びに沸いていますが、今なお29万人が避難し、行方不明者は2654人。国は、安倍さんは、この数字をどう考えているのでしょう。
阪神大震災で亡くなった6434名。毎年1月17日には各市町村で人数分のろうそくが灯されます。数字でみてもその大きさは分かりにくいですが、実際に灯された6434の火をみると、なんとも言えない気持ちになり、自然と涙がこぼれます。
福島双葉町では、99人が2年半学校での長期生活を余儀なくされています。
借り上げ住宅の話しも持ち上がっていますが、期限付きの借り上げ住宅問題は、神戸で今大問題となっています。また、復興住宅によるコミュニティの崩壊、避難所の高齢化…。
国はオリンピック誘致よりも先にやらないといけないことがたくさんあるように思います。
震災から2年半、29万人の避難数。
「東京五輪はうれしいけど、資材もお金も人も東京が優先されて被災地の復興が進むのか不安です」
仮設に住む方の言葉が、安倍さんとところまで届いてほしいものです。