東日本大震災1年

昨年の3月11日は、相方の連絡から東北の地震を知り、東北関東でたいへんなことになっていることを知りました。知り合いもたくさんいるので、連絡とりながらの一日でした。
数日はなかなか寝ることもできず、とにかく自身でできることを探しました。個人ができることは小さくとも、その想いがたくさん集まれば、色々なことができることも知りました。

仙台市内の社会福祉協議会に連絡を入れ災害ボランティアの状況をお聞きしましたが、当然ながら受け入れしておらず、私はようやく6月に石巻市に入りました。被災地の様子からは、『何かを継続する』ことが大切と思い、私は『まけないぞう』の取り組みに参加しました。『まけないぞう』の取り組みは阪神大震災後からスタートなので17年という長い期間、関係者は地道に取り組みされています。
私も一年継続し、これからも継続することが大切なのだと思っています。



まけないぞうの記事






被災地にとって一番辛いのは『風化』。阪神大震災を経験した私にとって、17年で震災が風化したかというとそんなことはありません。1月17日だけ振り返るのではなく、神戸に帰ると、あの風景、この風景と震災当時まで記憶が戻されます。

3月11日の今日は各地でイベントがあったと思います。私の地元市役所でも被災地に向けて黙とうがありました。その取組みが風化せず、10年20年と続いていくことが大切なように思います。今日こんなに震災番組があるのに、明日になると一気に震災報道がなくなることに疑問を感じつつも、私の心は風化しない、ただそれだけです。



阪神大震災で我が家から掘り出したその時刻の時計。








東日本大震災で親を亡くした子どもたち、その数1600人…。



仮設住宅に住む方や避難している方の数、34万人…。



被災地で踏ん張る人、そして同じ介護同志…。



天皇陛下が体調不安定な中おっしゃていた「防災にはぐくみ安全な風土…」



私の担当者ご利用者さんにも阪神の震災で子どもをなくした方がいらっしゃいます…。





色んなことを考えながら、明日も『生』がある私は、懸命にがむしゃらに…。

KOBEながたの復興シンボル、鉄人のように…