母はあきらめない

震災から四ヶ月が過ぎ、今も懸命な捜索が続きます。そんな中、朝日新聞一面に『母はあきらめない』という見だし。

石巻市大川小学校の児童が亡くなり、その母親が『はやくおうちに帰してあげたい』と震災翌日からスコップを手にし、6月には重機のオペレーターの資格を得て、娘を捜している。そんな写真が掲載されていました。

写真には重機を操作する母親の姿。


四ヶ月捜し続ける精神力の強さ、そして、絶対に見つけるという想いが、重機操作資格取得という行動になった…。


ある人は『なんで、そこまで…』といわれるかもしれない。

でも私は過去に似たような気持ちを抱いたことがあった。過去記事にも取り上げた姉の救出から『チェーンソー』を購入したこと。
立場は決して同じにはなれないですし、行方不明の娘を捜していることのほうが辛いのは承知の上で、それでも『何か行動』をしないと生きるのも辛いというのが被災地にはたくさんあったりする。

チェーンソーも一部からはそこまで考えなくても…と言われたこともあった。ましてや、重機操作資格取得なら尚更言われているはず…。

それでも母はあきらめない。


こればかりは体験者でないとわからない感情かもしれない。



私はたくさん読んできた震災関係の記事の中でも、一番印象深く、言葉も見つからないですが、ただただ家族が再開できることを祈るだけです。

みんな闘っている…。